シーちゃんのスペクトラムのススメ

発達障害児を育てる母による、人生の喜怒哀楽を満喫するブログです♡

発達障害と薬

最近息子は、薬を飲み始めました。

結果から言うと、とても落ち着いていて、私も対応が楽になりました。

 

色々ネットを見ていると、発達障害には薬は不要であるという記事が多いですね。

私も最初、そこまでやらなきゃいけないの!?と思っていました。

 

確かに、薬を飲まないに越したことはないですが、ひどいこだわりや、癇癪、パニック、多動や衝動(息子は特にコレがひどいです)などなど…

実際育てている方は、24時間この症状と向き合わなくてはなりません。

 

無理ですよね…

できないですよね…

 

このような子たちは、頭の中に入ってくる情報を取捨選択する能力が弱いようです。

そして、その情報に過敏に反応し、頭の中にすべての情報が同時に入ってきて、渋滞しているようです。

そりゃ普通の大人でもパニックになり、うるさくて頭が痛くなりますよね。

本人もきっとつらいと思うんです。

 

薬を飲むことにより、情報の交通整理が行われれば、穏やかな時間が持てると思うんです。集中できると思うんです。

 

決して私は、薬を飲むことを進めているわけではありません。

実際、最初の小児科の先生には、薬は必要ないと言われました。

 

発達障害には、療育などの環境整理がとても大切です。そして私は、息子に色んな療育機関や家でその環境整理をしてきました。今も続けています。その延長に、薬を飲むということがあり、それを選択してみました。

責任は全部私がとる覚悟でした。

 

最初の病院で断られてしまったので、自分で探しました。

同じ区に、精神科・心療内科で小児の発達障害に対応してくれるクリニックを見つけました。

今までの療育機関での指導計画書や心理テスト、手術を受けたことがあるので、その結果など、様々な書類を束にして持っていきました。

もう藁にもすがる思いですね。

先生は、じっくり書類に目を通してくださり、私に言いました。

「お母さん、今までこれだけやってこられたのだから、薬を試してみてもいいと思いますよ」と。

もうちょっと涙が出そうでした。

 

今まで、あれができない、これができない、ああしてくれ、こうしてくれと言われ続け、私の息子への対応を認められたことなんて、一度もありませんでした。

もちろん、療育の先生や病院の先生は、息子の小さな成長を喜んではくれますが、そこに行くまでの、私の努力には何も言いません。

 

話はそれますが、夫は療育にはノータッチなので、本当に全部一人で試行錯誤し、責任を取り続けてきました。

自分の母や、妹、友達に相談はしますが、泣きつく先がなく、とてもつらいです。

 

まー、この話は置いておきまして、

一旦ではありますが、やっと次のステップへの階段が見えてきたように感じました。

 

 

はじめは、コンサータ18mgから飲みはじめています。6歳くらいから飲むことができるようで、ちょうどという感じですね。

他には、脳波にてんかんの波?があるということで、デパケンを一緒に処方されました。

 

朝一飲みますが、もう飲んだ初日から思考がクリアになっているんだなとわかるくらい、集中力がすごく、物事への対応能力が格段に変化していました。

ただ、副作用もあるみたいです。気持ち悪くなって、食欲がなくなり、体重の減少が起きてしまうそうです。

幸い息子は、吐き気などはありませんでしたが、体重が若干減ってしまいました。また、夕方になると薬が切れるのか、多動・衝動が出てきました。

それを相談したところ、今度はエビリファイという薬を追加してもらいました。

 

先生は、薬の説明をとてもしっかりしてくれるんですが、エビリファイは…

【小児期(原則6歳以上18歳未満)の自閉スペクトラム症に伴う、易刺激性の治療に用いられる】

 

易刺激性(いしげきせい)とは、刺激を受けやすいといことです。

 

もうどんぴしゃやん!!!

こんなピンポイントな薬があったんかい!!

という感じでした。

 

今は、この3種類のお薬でとても安定しているので、しばらく続けています。

 

 

シー