診断を受けること-②
こんにちは
前回の続きです。
診断を受けるかどうかは
時期が来たら…
療育機関や園などから何かしら言われる…
と、思っていました。そんなことはなく、まわりでも自ら病院に予約を入れ、診断を受けているママさんがたくさんいました。でも一概にみなさん、診断を持っていることで、何か次を見据えているように感じました。
息子が4歳になった時に、そろそろ診断してもらえる年齢かなと思い、一度専門家に聞いてみようと思いました。
近くに大きな療育センターがあり、そこに予約を入れてみました。
当時は(といっても、2年前ですが)、発達障害か診断を受けたいという理由で予約が取れましたが、今は希望者が多く、具体的な目的がないと受け付けてくれないような話も聞きました。
確か、半年も先ではありませんでしたが、数か月待ちだったと思います。
前回の記事でも書きましたが、これだけ大きなくくりで『自閉スペクトラム症』が分類されているので、少し発達がゆっくりだったり、なんかちょっとこだわりが強かったり、お友達との関係を築きづらかったり、などがあると、発達障害を疑ってしまう親御さんは多いのではないでしょうか?
メディアでも取り上げられ、大人の発達障害などの言葉もあり、今やとても一般的になった気がします。
しかし、その多くが、診断名を付けられる発達障害の方なのかは疑問です。脳の機能の一部に問題がある子が爆発的に多く誕生しているわけでもないでしょうし…
療育機関もだんだん利用者が増え、最近はすごいことになっています…
これは何を意味しているんでしょうか?
このことに関しては、また違う場面で考察してみますね。
母親としての心構えなんて、大それたことは言えませんし、あまり細かいことは気にしないタイプなんですが。
私は、自分の子どもがどういう状態なのか、その状態に何か名前があるなら知りたい。という思いがありました。
もちろん知るのが怖いのも、当たり前の感覚だと思いますが、私は、少し育てづらいこの状況に何か原因があるんだ!いや、絶対あるはずだと思い、それを知りたかったです。もはや探求心でした(笑)
そして実際、診断を受けたところで、何にも状況は変わりませんが、気持ち的に楽になりました。思い悩まなくなりました。
暗闇の中を手探り状態だったのが、暗いけど、方向性や傾向と対策などが見えたので(それが息子に合うかどうかは、わかりませんが)こちらも落ち着いて、歩けるようになりました。
検査内容は、脳波や臨床心理士さんによる知能テスト、医師との面談でした。
ここでも、私は疑問に思ったことがあるんですが、息子のように、明らかな数値や状態が表れていたら、診断もしやすいと思いますが、臨床心理士さんや医師により診断内容が変わる可能性もあるんでしょうか?
また、当日の子どもの状態によっても…
実際、ADHDの診断はいただいておりませんが、多動や衝動はそれからとてもすごくなりました。そこが一番困っている症状なんですが、その先生の前では、割と落ち着いていることが多く、先生には困っている理由がわからないという感じでした。その短い診察時間で、社会性やコミュニケーション能力を図ることはやはり難しい気がします。
もし、グレーゾーンなどの診断をもらっていたら、安心する親御さんと、さらに不安になる親御さんなどが出てきてしまうと思います。
うーん。わからないですね。
そこはやはり、専門家なりの経験と実績がものをいう世界なんでしょう…
そんな私も『自閉スペクトラム症』という言葉が書かれた診断書をいただいたときは、さすがに動揺しました。
やっちまったな!という感覚が強かったのをよく覚えています。
さて、これからどう育てようかなーとも思いました。
動揺はしましたが、落ち込むことは全くなかったです。
大丈夫!もし不安に思っている方がいたら、そう言いたいです。
何にどう言葉や名前がついても、あなたの子どもはあなたの子どものままです。愛を持って育てていることに、何の変化も起きません。
今まで名前のない星があり、それに名前がついただけです。名前がついたことにより、探索され、色々細かいことがわかってくるという発見もあります。
またさらに、この検査で新たに分かったことがありました。
息子にとっては過酷な経験でしたが…
シー